七ふくたいむず2024 10月
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24.10.29
季節の変わり目で、体調を崩されている方も多いかと思います。
秋は気温の変化だけでなく、湿度変化や花粉などもありますし、熱を出す方も目立ちます。
また今の時期は体が冬モードになる前の調整期間でもあります。
今月は健康を維持する上で最も大切は自律神経についてのお話です。
自律神経についてはこれまでも何回か紹介してきました。
クリニックのブログにも掲載していますのでそちらもご覧ください。
https://note.com/fukui_cl/m/m2ed52284abaa
自律神経はよくアクセルとブレーキに例えられます。
交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキです。
この2つがバランスよく強弱をつけて調整していればいいのですか、精神的、身体的ストレスや生活環境、天候、病気などあらゆる条件で乱れます。
もちろん乱れる原因は人それぞれですが、一見自律神経と関係ないようにみえる症状も実は自律神経が関与していることもあります。
そして自律神経の考え方でもう一つの副交感神経が注目されています。
それがポリヴェーガル理論です。
https://note.com/fukui_cl/n/n1636a9ab94d0?magazine_key=m2ed52284abaa
このポリヴェーガル理論ではアクセルである交感神経とブレーキである副交感神経に加えて、ブレーキの調整を行うもう一つの副交感神経があります。
今回は詳しく書きませんが、この調整役の副交感神経の役割が健康的な生活をする上でとても重要です。
特に自律神経の乱れが病気として現れている方では、アクセルとブレーキが極端になっていることがあります。
またそのコントロールに難渋している方も多くおられます。
自律神経を整える方法は呼吸法や瞑想、ヨガなど色々ありますが、これをすれば治るというものはありません。
巷ではハウツー本がよく売れているようですが、一番大切なことは、自分の状態をしっかり把握し、変化や改善を認識することです。
自律神経の役割は我々が知っている以上に複雑であり、体を取り巻くあらゆる環境で機能しています。
そのことをまず知り、自律神経について考えてみることも健康への近道かもしれません。
体に感謝し丁寧に使ってこれからも生活していきましょう。