トレーニングマシンについて
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24.04.25
当院のリハビリテーション室では心臓リハビリテーション、メディカルフィットネス等運動療法を中心に行っています。
運動療法では有酸素運動を行う機械として、自転車エルゴメーターやトレッドミルなどがあります。
レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)や柔軟性を高めるストレッチマシンも導入しております。
これらの機械を活用して、利用者の方の運動療法を実施していますが、中にはこれらの運動器具を使うことが出来ない方もおられます。
そこで新たに2台の運動機器を導入しました。
こちらは『レッグプレス』という機械で、主に足のお尻や太もも周りの筋肉を鍛えます。
この機械は筋力トレーニングが出来ることはもちろんのこと、足の筋力を測定することができます。
足の筋力を測定することで、トレーニングの効果を評価できるだけでなく、その方にとって丁度いい負荷強度を決めることができます。
強すぎる負荷にならないように調整をすることで、翌日の筋肉痛や関節を痛めることがないようにすることができます。
足の筋力が弱い方や、動作能力が低い方でも出来る設計になっていますので幅広い方に利用していただけると思います。
もう一台は『NU-STEP』という機械です。
この機械はペダルを回すのではなく、交互に蹴るイメージで動かすことができます。
また腕を使って動かすことができるため、下半身だけでなく上半身の運動をすることができるという特徴があります。
比較的体力の低い方も出来るように設計されているため、こちらも幅広い方に利用していただけると思います。
この2台の運動機器を利用して、さらに質の高い運動療法を提供できると考えております。
身体機能の低い方や、体力の低い方でも運動療法を行える環境を整え、出来るだけ多くの方にリハビリテーション室を利用していただきたいと思います。
今後もよりよい医療、運動療法を提供できるように精進してまいります。