第27回日本心臓リハビリテーション学会学術集会
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21.06.22
2021年6月19日、20日に日本心臓リハビリテーション学会の学術集会が千葉県の幕張メッセで開催されました。
今回は現地開催とオンラインを融合させたハイブリット開催ということで、心リハチームも感染対策の観点からオンラインでの参加をさせていただき、症例発表を2例行いました。
学会のテーマは「多様性を追求する心臓リハビリテーション」でした。
心臓リハビリテーションは「運動療法」というイメージがあるかもしれませんが、診察、栄養、薬剤管理、心理、地域交流など多岐に渡る介入があります。
当クリニックとしても地域に貢献する立場として、できるだけ住み慣れた地域、家で過ごすということを目指した介入を意識しています。特に大学病院や総合病院での適切な治療も必要ですが、重要なのは退院後の在宅ケアや定期的な診察など地域医療です。
今回の私どもの発表では大学病院や在宅領域との連携、コロナ渦における身体機能の維持などをテーマとしました。
その他の講義や発表でもコロナ渦での工夫や地域医療の重要性を再確認した内容があり、心臓リハビリテーションという枠を超えた対策が今後さらに必要になるのではないかと考えています。
感染症の対策は今後も必要ですが、体力や身体機能を維持することも健康維持には欠かせません。その両立を図るための工夫と実践を行い、活力のある生活に導けるように今後も精進して参ります。