さわやか体操2020 12月 全身を整える運動
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20.12.28
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今月は今年の総仕上げとして、筋肉や内臓など全身を整える運動を行っていきます。
筋肉と内臓は互いに影響しており、深い関係があります。
特に内臓は自律神経が支配しているため、ストレスや疲れの影響を受けやすくなっています。
そして内臓が疲労し傷むことで、その内臓と関連した筋肉に不具合が生じて、痛みやだるさ、動きにくさなどが出ることがあります。
逆に筋肉の変調、使い方のくせなどによって背骨が歪んだり、動きが悪くなると、その背骨から出ている神経の働きが悪くなり、対象の内臓の働きが悪くなることもあります。
このように筋肉と内臓はつながっていないように見えて、実はとても深い関係があるとされています。
体の不調、例えば腰痛を例にしてみましょう。
腰痛を引き起こす原因としては、大腰筋や広背筋、脊柱起立筋などが挙げられます。
その筋肉の動きが悪くなったり、疲労したりすることで痛みが生まれます。
ではその筋肉の動きはなぜ悪くなったのでしょうか。
運動や作業によってその筋肉を使ったことにより痛みが出ているのであれば原因ははっきりしています。
しかし日常生活で急に出る痛み、例えば「ギックリ腰」などは運動との関係はあまりないように感じます。
その原因の一つとして考えられるものが内臓です。
特に大腰筋に関しては腎臓が関係していると言われています。
腎臓の働きが低下したり、過度に使いすぎて疲労したり、炎症を起こしたりすると、関連する大腰筋の機能が低下すると言われています。
つまり内臓が原因で筋肉の機能が低下し、その結果痛みが出ている可能性があるということです。
実際に関連していることを肌で感じることは難しいですが、東洋医学などではごく当たり前の考え方のようです。
その他にも胃や肝臓、生殖器、肺、心臓など、各部位に関連した筋肉や痛みなどがあります。
ここですべてを紹介することはできませんが、そのような考え方もあるということを少しずつ発信できればと思っています。
今回は呼吸器(肺)に関連した部位の調整方法を紹介したいと思います。
肺に関連する部位としては肋骨や背骨の上の方にある胸椎3番などです。
この呼吸器に関連する部位は背骨を丸くさせ、肩コリや首コリなどを発生させることもあります。そのため肩こりがある方などにも効果的と思われます。
いかがだったでしょうか。
年齢と共に動かす部位や範囲は徐々に少なくなっていきます。そのため簡単で軽い運動であっても効果は出る可能性が高くなります。
こんな運動しても変らない、一緒だという方がおられますが、そういう方ほど、意外と動かせていないことが多くあります。
人間の体のしくみを知ることで、今まで行っていた方法が実はあまり効果がなかったり、逆にシンプルで簡単な動き程効果があったりします。
自身の体で反応を確かめて、より効果のある運動を探してみるのもいいのではないでしょうか。
さて、2020年も1年間、ブログを通して運動や体のしくみなどについて発信してきました。
この1年はなかなか思うようにいかないことが多く、たくさん考え、悩み、実行した1年でした。
2021年は2020年に学んだことを活かし、新たなアイデアや創造性を膨らました内容をお届けできればと思います。
今年もありがとうございました!!
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