さわやか体操2020 3月編 ~ストレッチで筋トレ効果を高める~
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20.03.26
暖冬の影響もあり桜の開花が例年より早いようです。時期によっては入学式ではなく卒業式に桜が咲いているところもあるようですね。
新型コロナウイルスは感染者が増加しており、海外では医療崩壊が起こっている国もあります。オリンピックは延期となりましたが、学校やスポーツ、イベントや仕事を今後どうするのかという議論が話題になっています。今後のことを考えると医療的な考えや対策だけではなく経済や生活のことを考えることも重要です。これでいいという正解はないですが、国民の多くが納得し、やるべき対策をきちんと講じたうえでどのように社会生活を再開するのか議論していく必要があると思います。
さて、さわやか体操は中断することなくしっかり継続して行っております。
今までいろいろなストレッチや筋トレを行ってきましたが、今月は両方の効果を高くするために組み合わせて運動を行いました。
そもそも筋トレはどのような目的で行うでしょうか?筋力をつけたいというのがまず挙げられると思います。筋力を向上させるためには筋肉だけではなく関節の動きも大切です。簡単に言えば関節がスムーズに動けは筋肉の力が上がらなくても筋力は上がります。難しいですね(笑)
では仮に2つの同じ重さの扉があると想像してください。一方の扉は新品で、もう一方は古く錆びついているとします。同じ重さの扉でも錆びついていると動きが悪く重たくなるのが想像できると思います。つまり扉の蝶番の部分、人間の体で言う関節がスムーズに動くことで少ない力でも動かすことができます。少ない力で動かせるということは省エネになり結果として運動能力が高くなります。
そこで今月は筋トレを行う筋肉に関係する関節の動きをスムーズにし、その後筋トレを行うということをしました。
1つ目はスクワットです。何度も行っていますが、スクワットは主に股関節を動かしています。ひざも動かしていますが今回は股関節を意識します。
まず股関節を動きやすくするために太ももの裏やおしりまわりをストレッチします。
股関節の後ろ側がしっかりストレッチできたらスクワットを行います。
股関節が動かしやすくなっているため筋肉も動かしやすい状態となっておりトレーニング効果も高くなります。
2つ目はランジです。
この動きでは股関節の前をストレッチしていきます。
その後ランジによる筋トレを行います。
ランジは股関節がしっかり後ろに伸びている状態(伸展)でより効果を発揮します。
3つ目はつま先立ちです。
この動きではアキレス腱、ふくらはぎをストレッチします。
その後筋トレを行います。
ポイントとしては足の親指や小指を意識して行うことです。まんべんなく使うことでより効果を高めることができます。
このようにストレッチと筋トレを組み合わせて運動することで、動きの質を変えることができます。動きの質を変えることにより、スムーズで効率的な動きが可能になります。動かしている部分を意識することにもつながるため是非実践してみてください。