朝の体操(12月)

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朝の体操(12月)

  • 19.12.27

    年末に向けての準備が大詰めを迎えてきました。

    個人的にはおせち料理を年々口にすることが少なくなっているのが少し寂しい感じがあります。お餅つきや飾りつけなどお正月の風物詩がいつの日か珍しくなってしまうのかと思うと、次の世代のために、少しでも残していく使命があるのかもしれません。

    さて12月も全4回体操を実施しました。

    今月は腰痛の原因やその対処法になる体操を実施しました。このトピックスで何度も書いているのですが、腰痛の特徴としてやはり重要なことは腰自体に痛みの原因が少ないということがあります。腰自体を骨折したり手術をした場合は例外ですが、多くの慢性腰痛は腰以外の部分の動きが悪くなったり、使い方が偏っていることが原因です。そして原因の場所は一か所ではないことも知っておくべきことかもしれません。

    体操では毎週違う原因に対する対処法を学んでいきました。

    まず最初に腹筋です。腹筋と腰痛が関連していることにピンとこないかもしれませんが、腰痛の原因ランキングでは上位になるかもしれません。腹筋は体の前側、胸の下からおへその下まで縦に長い筋肉です。この筋肉は体を前に丸める作用があります。そのためこの筋肉が硬くなってしまうと立っていても体が丸まる方向に姿勢が歪んでいきます。その姿勢を頑張って戻そうとして背部や腰の筋肉が頑張ることで腰痛が引き起こされます。そのためこの場合は腹筋を緩めることが必要になります。

    2番目にハムストリングス(太ももの裏)です。この部分が硬くなると、例えば前にかがむ姿勢になる時に股関節を使ってかがむことができず、代わりに腰を曲げる必要があります。腰の筋肉は小さいので重たい上半身を支えることが苦手です。そのため疲労が蓄積し痛みを生んでしまいます。この場合はハムストリングスのストレッチに加え、股関節をしっかり使用する癖をつける必要があります。

    3番目は膝裏から足の裏にかけてです。この部分は直接というよりは間接的に影響がでる印象です。足裏や膝裏は筋膜で腰や肩と繋がっています。筋膜は服と同じようなイメージで、どこかの部分にしわでできると別の部分にしわ寄せがきて引っ張られてしまいます。また足裏が硬くなると重心が前方に移動します。重心が前方に移動すると前に倒れないようにするために腰や背中、首の後ろの筋肉が頑張って働きます。慢性的にその状態が続くと疲労から痛みに変化していきます。この場合は足裏やアキレス腱付近のストレッチとかかとで立つイメージを持つ必要があります。

    この他にも腰痛の原因はあります。全てをご紹介することはできませんが、少しずつ紹介していきたいと思います。

    来年は今まで通りテーマに沿って体操を行いながら患者様にも還元できるようなシステムを作っていきたいと思います。

    今年も1年ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。

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