朝の体操(5月)
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19.05.30
元号が令和になり、長い長い連休が終わり、真夏のような猛暑が続いた5月。皆さん体調はいかがでしょうか。
4月に引き続きインフルエンザや感染性の胃腸炎の方の話をちらほら耳にします。この時期は気温が上昇し、体温調節などの機能をつかさどる自律神経が夏モードへと変化していく時期でもあります。そのタイミングで体調を崩す方が多いかもしれません。
自律神経を整えるためには、十分な睡眠と栄養、適度な運動が効果的です。しかし熱中症には十分にお気を付けください。
さて当院で実施している朝の体操ですが、今月も元気に開催しました。先月から引き続き、股関節を動かすことを中心にいろんなバリエーションをもって運動を行いました。
まずイスに腰掛け、自分の姿勢を観察します。その後立った状態から前屈し身体の硬さ、痛みなどをチェックしていきます。自分の体への気づきを昨年から行っているため、皆さん自分の癖や姿勢のゆがみなどに少しずつ気づけている印象です。
今月は股関節と体幹(胸や背中など)をなめらかに、スムーズに動かすレッスンを中心に行いました。座った状態で両手を頭の後ろで組み、肘を開きながら身体を反らしていきます。その後肘を内側に閉じながら背中や腰を丸めていきます。その動きを交互に繰り返し行います。股関節だけではなく、肩甲骨や背中を意識することで普段動かすことが少ない場所も動きに参加するようになります。動きに参加する場所が増えると一つの場所に負担がかかりにくくなり痛みの減少や柔軟性の拡大につながります。
その動きを利用して立ち上がりやすさを観察してもらいました。普段何気なく行っている動きですが、股関節や肩甲骨の動きが少ないと膝や腰への負担が大きくなります。腰痛やひざ痛、肩こりなどの場合多くは姿勢のゆがみや体の使い方の不具合で起こります。また介助する場合にも相手の体の動きを理解することでお互い少ない力で移動、移乗することができます。まずは自分の体の専門家になることで自分の体をよい状態への変化させていけるようにこれからもレッスンを行いたいと思います。
このような内容の運動を門真市民プラザで月2回行っております。
6月は17日に無料体験を受け付けています。ゆったりとご自身のペースで行うことができる体操となっております。
この体操に興味のあるかた、体験してみたい方は門真市民プラザ生涯学習センターまでご連絡ください。(☏072-887-6682)
持ち物は動きやすい服装、水分、バスタオル2枚、ヨガマット(お持ちの方)があるとスムーズに体操を行うことができます。
皆様のご参加お待ちしております。
理学療法士 岡田祐介