朝の体操(4月)
-
19.04.25
いよいよ今週末から世の中は10連休に突入します。当院では外来診察、外来リハビリテーションは休診となります。
また4月ですがインフルエンザが流行しているとの情報もあり、人が集中する場所に行かれる際には、手洗いやマスクなどの感染症対策を徹底していきましょう。
さて当院職員向けに実施している朝の体操ですが、今月も全4回開催しました。
3月1ヶ月かけて自身の身体の状態を評価していただきました。その結果を踏まえながら運動を行い症状の変化や動きの癖などを確認していきました。
運動の基本としてはまず、身体の特性や癖、ゆがみ、硬さ、痛み、動きにくさなどを確認しながら動いてもらっています。そして動きの中心でもある股関節をしっかり意識することを念頭に置いて動きを行ってもらいます。
今月は座った状態で股関節を意識しながら骨盤を前後へと動かしていきました。おへそを突き出すようにして骨盤を立てたり、背中を丸めるようにして骨盤を後ろに倒したりする運動を繰り返します。この動きをする際にどうしても腰や腹筋を使用して動かしてしまいがちです。その状態で普段の動きをすることで腰痛が発生してしまいます。
そこで意識する場所が股関節です。股関節は本来可動域が広く、付着している筋肉も大きいため、大きい力としなやかな動きを導いてくれます。その股関節を動かすという意識を持つだけで腰への負担はかなり軽減します。
体操では股関節を前後に動かすことを基本に、斜めに転がしたり、片方の足を前に伸ばしながら動かしたり、足を組んだ状態で動かしたり、いろいろなバリエーションで運動を行いました。
体操をする前と後で前屈したもらい柔軟性の確認を行ってもらいましたが、前屈がスムーズにできるようになった方もおられました。
しかしただ動きやすくなったことや動きが軽くなっただけでは意味がありません。動きを習慣的に変えていくためには身体ではなく、脳を活性化していく必要があります。身体の使い方、癖の修正を脳が行うことで習慣的な動きが修正され効率的な動きができるようになります。
脳を活性化することには時間がかかるため継続した練習が必要です。最初はわからない動きも気づきを高めることで理解できるようになります。
5月からは痛みや姿勢のゆがみと、動きにくさなどをリンクさせることを目標に継続してきたいと思います。
また、このような内容の体操を門真市民プラザで月に2回程度開催しております。
ご興味のある方は電話でのご予約の上、気軽にお越しください。
申込み、問合せ先:門真市民プラザ生涯学習センター(TEL:072-887-6682)